小規模事業者持続化補助金という、その名の通り「小規模な事業者」が「事業を継続させるための経費」を「国が一部補助」してくれる制度
この補助金について、ホームページの制作費として認められるのか?の疑問についてお答えしていきます。
結論:ホームページ制作費として補助の対象となります
まずはじめに結論を述べるとホームページ制作費として補助の対象となります。
但し、補助金交付申請額の4分の1が上限となりますので、予め理解しておく必要があります。
では、具体的にいくらくらいの補助されるのか?や他にどのような経費が補助金として認められるのかなどについて解説していきます。
小規模事業者持続化補助金のリーフレットはこちら(令和4年12月時点)
※中小機構のホームページにリンクしてます。
いくら補助されるの?補助率は?
補助上限は50万円〜200万円
補助率は2/3が基本です。
下記にパンフレットの一部を切り取ったものを貼り付けておきますが、表をご覧の通り、一般枠は50万円となっており、この枠に当てはまる事業者が多いかと思います。
補助金シミュレーション
ここまでを見て、ホームページの制作費用について、いくらくらい補助されるのかシミュレーションしてみます。
基本となる通常枠(上記以外の事業者という箇所)では、補助金の上限が50万円です。
さらに、ホームページ制作の費用は、補助金交付申請額の4分の1が上限というの条件を当てはめると
50万円の1/4となりますので、ホームページ制作の経費として補助してもらえる額は、125,000円となります。
125,000円・・て、ちょっと少ないですね・・
この4分の1が上限という部分については、ウェブサイト関連費という名目が割り当てられており、ホームページ制作費以外でも、リスティング広告などのウェブ広告もウェブサイト関連費となるため、同じ補助額(50万円なら割り当てられる金額が125,000円)となります。
残りの3/4はどんな経費が認められるの?
50万円の補助金が採択されたとして、ホームページ制作に使える分は125,000円
残りの375,000円は?
と疑問に思いますよね。
ということで、その他の項目についてまとめてみました。
- 機械装置等費
- 広報費
- ウェブサイト関連費
- 展示会等出展費
- 旅費
- 開発費
- 資料購入費
- 雑役務費
- 借料
- 設備処分日
- 委託・外注費
今回は、ホームページ制作に使えるかどうか?の視点で書いていますので、それに近いものを挙げると、広報費になるでしょう。
広報費?
ホームページは広報費には含まれないの?
恐らくこんな疑問を持ったのではないでしょうか?
この「広報費」を深掘りしてみると、下記のように定義されています。
新サービスを紹介するチラシ作成・配布、看板の設置等
https://r3.jizokukahojokin.info/
ホームページは会社案内的な使いかもできてしまうため、広報には含まれないんですよね・・ここややこしいですが・・
あくまでサービスを宣伝するのに必要なツールやその他経費というイメージでしょうか
なので、ホームページとサービス紹介用にチラシ作成、作成したチラシを配布するためにかかる経費みたいな感じで、活用すると良いと思います。
実店舗系では、ホームページで集客というより、お店の近くにポスティングやチラシを配る方が効果的ではありますしね。
飲食店や美容室などであれば、ホームページではなくMEOとチラシみたいな組み合わせが良いかもしれませんね。
なので、ホームページ制作だけでは、補助金の申請ができないということになります。
まとめ
- 小規模事業者持続化補助金はホームページに使えるが、補助金交付申請額の4分の1が上限(50万円なら12.5万円)
- ウェブサイト関連費(ホームページ制作やウェブ広告)のみによる申請はできない
ホームページ以外に、小規模事業者が販路開拓等に必要なツール(サービスのチラシ等)と合わせて、検討し、申請する必要があるでしょう。
私たちについて
インスパイアデザインでは、企業価値を上げることをコンセプトに、事業者様のお役に立てるサービスを提供しております。
今回紹介したホームページ制作やサービス紹介ツールなどの作成なども行なっておりますので、お気軽にご相談ください。