地方で工務店を営んでるんですが、以前、業者に作ってもらったホームページから全く反響がなく悩んでいます。
反響を得るには、どのようなホームページを作れば良いのでしょうか?
こんな疑問にお答えしていきます!
この記事を書く人と信憑性
浅賀理生
ホームページのPDCAを回しつつ、毎月50件ほどの新規問い合わせ&見積り依頼を獲得しています。
私たちのようなWeb制作会社と工務店様は「見積もり商売」という共通点があり、私たちの勝ちパターンを共有できると思いますので、ぜひ最後までお読みいただけると幸いです。
それでは解説していきます!
マイホームを建てたい人の目線で、工務店を探す私の行動
私がマイホームを計画した際、実際にどのようにして業者を探したか?工務店にとっての顧客目線を踏まえながら解説していきます。
何も知らない見込客が、工務店やハウスメーカーを知るきっかけは下記のような感じです。
- 家族や知人に聞く
- 住宅展示場へ行く
- ネットで検索する
- 本屋に行って雑誌を見る
- YouTubeで知る
- チラシで知る
- たまたま知る
私の場合、上記のパターンでした。
そしてマイホームを計画しはじめの頃は、右も左も全く分からない状態で、まずは家族や知人に聞いてみましたが、実際の建物を見たわけではないため、いまいちピンと来ず、まずは住宅展示場に足を運びました。
多分ですが、右も左も分からない場合、ほとんどの人が、住宅展示場へ足を運ぶと思います。
その理由としては、小さなハウメーカーや工務店のモデルハウスは、一棟だけなので、何となく行きづらい・・連絡しづらい・・私たちはそんな感じでした。
住宅展示場へ行けば、何棟もモデルハウスが建っていますので、展示場内を歩きつつ、気になる建物やハウスメーカーがあれば実際に足を運んでみるといった流れです。
大手ハウスメーカーの価格を知り、初めて地元で工務店を探し始める
住宅展示場で大手ハウスメーカーを数社回る中で、坪単価などが見えてきます。
思ったよりも高い金額に「こんなにするの!?」となり、そこで初めて大手以外の工務店を地元で探し始めます。(私はこのパターンでした)
ここで初めて「大手ハウスメーカー以外の工務店」に意識が行く感じです。
では、どのようにして地元の工務店を探すのか?その手段としては下記のような方法が挙げられます。
- 家族や知人に聞く
- ネットで検索する
- 本屋に行って雑誌を見る
- チラシで知る
- たまたま知る
失敗しない工務店のホームページ制作
まずは見込客がどのような行動をするのかを客観的に理解していただきたかったので、前置きが長くなってしまいましたが、ここから本題に入って行きます。
様々な手段で、あなたの会社のホームページにたどり着いた見込客が、次に気にするのが下記のような事柄です。
- 自分の「理想」を叶えてくれるか?
- 「価格」はいくらくらいか?「坪単価」はいくらか?
- どんな「人」たちなのかな?
これは言い換えると、マイホームを建てたい人の契約の決め手となる要素でもあり、
- 自分の理想を叶えてくれるか?→理想を叶えてくれそうだから、この工務店に決めよう
- 概算はいくらくらいか?坪単価はいくらか?→予算内で収まるから、この工務店に決めよう
- どんな人たちなのかな?→すごく相性が良いし、信頼できそうだから、この工務店に決めよう
といった感じです。
ちなみに私の場合、「人」が第一で、次に「理想」で決めました。予算はオーバーしたのですが、一生に一度の高い買い物であり、工期もそれなり、建てた後の長い付き合いも考えると、第一に信頼できる人にお願いしたかったからです。
こうした客観的な視点で、工務店のホームページの姿を詰めていくことで、失敗しないホームページを制作することができます。
それでは見込客が気にする3つの要素を掘り下げ、どうホームページ制作に落とし込んでいくのか解説していきます。
①自分の理想を叶えてくれるか?
これは施工事例やお客様の声などのページで、しっかりとした情報を掲載しつつページを作り込んでいきます。
日々の更新も重要となるため、社内で更新ができるようホームページをCMS化させることを強くおすすめいたします。
(※CMSとはコンテンツマネジメントシステムの頭文字を取ったもので、コンテンツを管理できるシステムのことを指します。
また、経営者の想いやスタッフの想いなども見込客の理想を叶えるコンテンツと呼べるでしょう。
①施工事例
②お客様の声
②どんな人たちなのかな?
家を建てたい人が最も気にする要素は「人」だと私は思っています。
確かに私も坪単価などの価格は気にしていましたが、結局安かろう悪かろうでは困りますし、よろしくない業者に当たってしまうのも嫌でしたので、価格は結局のところ表面的な要素でしかありませんでした。
ですので、ホームページでは、本名・顔出しで、経営者・スタッフを掲載します。そして家づくりに対する想いなどを伝えるコンテンツを作るのです。
こうした人となりを知ってもらったり、想いを伝えるのに、パーソナルな情報も出しつつコンテンツを作るのが最適解でありますので、ブログやSNS、YouTubeなどで日々発信することは極めて効果的です。
特にYouTubeは動画ですので、写真とテキストだけの情報とは比べ物にならない程の影響力があります。
①代表メッセージ
②スタッフ紹介
①ブログ(オウンドメディア)
②SNS(インスタグラム、ツイッター、フェイスブックなど)
③YouTube(動画コンテンツ)
③価格は坪単価は?
ホームページ上での価格表示は営業戦略として掲載しない場合も多いため、正解はありません。
「この価格で、これだけの高品質ですよ」と自負があるのであれば掲載しても良いでしょうし、逆に坪単価を載せてしまうと誤解を招く可能性があるのであれば掲載しない方が得策です。
工務店ホームページのサイトマップ案
マイホームを建てたい人目線で、ホームページに必要な情報を導き出していきました。
この情報を工務店 様目線に置き換えて、ホームページの設計図となるサイトマップにしてみると、下記のような感じになります。
トップページ
私たちについて
商品案内(あれば)
施工事例
A様邸
B様邸
C様邸
お客様の声
A様
B様
C様
スタッフ紹介
会社案内
資料請求フォーム
お問い合わせフォーム
プライバシーポリシー
ブログ・オウンドメディア(余裕があれば)
SNS(余裕があれば)
YouTube(余裕があれば)
ホームページの内容として、最低限これくらいは欲しいところです。
失敗しないホームページ運用のコツ
「ホームページ制作における設計図も分かったし、あとは作るだけ」
と、思った方、ちょっと待ってください!
本記事では、失敗しないホームページ制作というテーマでお話させていただいておりますが、ホームページは作っただけでは反響を獲得することはできません。
作ったホームページにチラシやWeb広告で集客するだけでも反響は見込めますが、反響を獲得し続けたいのであれば、ホームページを運用していくことが必須条件です。
待つだけじゃダメ
ホームページは新規で訪問した人や、あなたの会社、もしくはあなたにマイホームをお願いしようか迷っている人に対し、常に新鮮な情報を提供していくことが重要です。
ですので、下記のような情報は定期的に更新し、ホームページの鮮度を保つようにしましょう
①新着情報(イベント情報など)
②施工事例
③お客様の声
そしてコツとして、施工事例やお客様の声は、単なるルーティーンの一部として更新するのではなく、見込客に向けた、有益な情報として作っていくと効果的です。
特にお客様の声は、あなたに仕事を依頼しようか迷っている人にとって、絶大な効果を発揮するコンテンツを言えます。
ホームページのコンテンツの他にも、ブログ(オウンドメディアとも呼ぶ)、SNS、YouTubeなどを使い分け、日々の発信を行うのが理想です。
お忙しいのは分かります。
ですが、更新し続けることで、反響を獲得し続けられるので、ぜひホームページの運用を正しく効率的におこなって行っていってください!
さいごに
今回は失敗しない工務店のホームページ制作と運用についての記事を書きましたが、この記事では「集客」について触れていません。
工務店の「集客」に関しては、下記の記事で解説しており、Web広告やSEO、SNSやYouTubeを使った最新の集客についても触れていますので参考にしてみてください!