Webサイトにおけるキャッチコピーの作り方

相談者 Aさん

Webサイトに載せる、キャッチコピーはどのように決めて言ったら良いでしょうか?

キャッチコピーの作り方などがあれば教えてください。

この記事を書く人と信憑性

浅賀理生

ランディングページのPDCAを回しつつ、累計3,000件以上の問い合わせ&見積り依頼を獲得した実績があります。

キャッチコピーを明記しているWebサイトのメインビジュアルはABテストを行い、最も効果の高いものをセレクトし、費用対効果を高めています。

それでは解説していきます。

はじめに

Webサイトにおけるキャッチコピーとは、メインビジュアル(ファーストビュー)に掲載するもので、Webサイトへの訪問者(見込客)が、そのサイトにとどまるか、離脱するかをほんの数秒で判断する材料で、極めて重要な役割を担っています。

このメインビジュアル(ファーストビュー)に関しては、必ずしも文章だけではありません。キャッチコピーのキャッチというのは、「掴む」という意味ですので、見込客の心を掴むものであれば、文章ではなく動画などでも良いのです。

今回は、Webサイトにおけるキャッチコピーの作り方をテーマに記事を書いていきますので、動画に関しては割愛させていただきます。

キャッチコピーはメリットを書く

あなたのことを知らない、またはあなたの商品のことを知らない見込客は、何かのキッカケで、あなたのWebサイトに、たまたま訪問しています。

そんな見込客の心を掴み、興味を引かせるには、メリットを提示するのが一番です。

例えば、下記のように肩凝り・腰痛で悩む女性がいたとします。

仮にこの女性が、埼玉県さいたま市に住む女性だとしましょう。

そしてこの女性が、近くの整体を探す際、考えられる行動としては、ポケットからスマホを取り出して電源を入れ、Googleの検索窓に「さいたま市 整体」と入力するはずです。

そして比較サイトやオフィシャルサイトなど複数のWebサイトをなんとなく見ながら、気になるWebサイトを大体3サイトほど絞り、ピックアップしていくと考えられます。

そして最終的に1つのサイトに絞り込み、問い合わせをする、予約するなどのアクションを起こします。

要は、ファーストステップとして、まずは3サイトの中に選ばれる必要がありますので、この肩凝り・腰痛に悩む女性に刺さるキャッチコピーが必要となるわけです。

訴求には2つの種類がある

キャッチコピーには、「ネガティブな感情に訴えかけるもの」「ポジティブな感情に訴えかけるもの」の2種類があります。

①ネガティブな感情に訴えかけるもの

肩こり・腰痛で悩む女性のネガティブな感情に訴えかける場合、例えば

「肩こりや腰痛を放っておくと、血流が悪くなり、
 生活習慣病にかかってしまう可能性があります」

「早めに治療すれば問題なし
 病気の不安を抱えず、素敵な人生を送りませんか?」

私はカラダの専門家ではないので、ちょっと行き過ぎた表現になってしまっているかもしれませんが、言いたいことは伝わっているかな?と思います。

痛みを避けようとするのが人間です。

このネガティブな感情に訴えかけるキャッチコピーというのは、そうした人間の心理を突くものなのです。

②ポジティブな感情に訴えかけるもの

肩こり・腰痛で悩む女性のポジティブな感情に訴えかける場合、例えば

「もう肩こり・腰痛とはおさらば」

「健康なカラダを手に入れ、好きな仕事に全力投球」

「軽くなったカラダで、週末のデートを楽しもう♪」

先ほどのネガティブな感情に訴えかける訴求とはアプローチが真逆なのがお分かりいただけると思います。

これは、快楽を得ようとする人間の心理を突いたものです。

望む未来を想像させる

先ほどのネガティブ&ポジティブな感情に訴えかけるコピーには、「望む未来を想像させている」という共通点があります。

ネガティブコピー「病気の不安を抱えず、素敵な人生を送りませんか?」

ポジティブコピー「健康なカラダを手に入れ、好きな仕事に全力投球」「軽くなったカラダで、週末のデートを楽しもう♪」

Webサイトの全体像で捉えた場合、「望む未来を想像させる」要素は、キャッチコピーだけではないのですが、ファーストビュー(メインビジュアル)にて、何かで悩んでいる方が問題を解決した姿を想像させるような文章やイメージ作りを心がけましょう。

簡便性を歌う

もう一つキャッチコピーで使えるテクニックとして、「簡便性を歌う」というものがあります。

たった30秒のスクワットで腰痛がラクになる

これだけで肩こりが劇的に改善する

つらい肩こりや腰痛でも、たった1回の施術で驚くほどの効果を実感できます。

私を含め、人間というのは、無意識にラクを選ぶ生き物です。

その「ラクをしたい」という人間の心理を突いたコピーが、すなわち簡便性を歌うコピーということです。

この記事を書いた人

浅賀理生(あさかまさお)

株式会社インスパイアデザイン代表。釣りとコーヒーをこよなく愛する家族LOVEな二児のパパ。WordPressを用いたWeb制作&開発のご相談はお気軽にどうぞ