MEO対策とは
MEOとは「マップエンジン最適化」の英語表記 Map Engine Optimization の頭文字を取った言葉で、Google Map向けの地図エンジンにおいて最適化を図ることをいいます。
どのようなメリットがあるの?
一言でいえば「集客効果」があります。
例えば、旅行先で「おいしいそば屋」を探す際に、手元にあるスマホでGoogle検索する方が多いと思います。
その際に、検索結果として、Google Mapにピンが立ち、対象の店舗情報が表示されるため、店舗側としては来店につなげられる可能性が高くなるということです。
これは、例えば、「病院」を探す人や「美容室」を探す人なども同様です。
表示例
下記は、Google マップにて「秩父(地域名) そば」と入力した検索結果ですが、Googleマップと連携した検索結果が表示されていることがお分かりいただけると思います。
検索結果では、上位3店舗が表示され、それ以降の店舗は「さらに表示」をクリックすることで、表示されます。
店舗情報として下記のような概要が掲載されていることも画像を見てお分かりいただけると思います。
- 店舗名
- 評価・口コミ
- 現在位置からの距離
- 住所
- 営業情報
- イートイン、テイクアウト、宅配の可否
こう記事としてまとめていくと、「普段から、かなり利用しているなぁ・・」と感じます。
飲食店を探す際は、口コミ・レビュー、現在地からの距離や、営業時間は毎回必ずチェックしている部分です。
MEO対策はどのようにして行えば良いですか?
まず、MEO対策については、自分で対策を行うこともできますし、専門の業者に依頼することも可能です。
専門業者に依頼する際は、当然ながら費用がかかり、相場としては、月額30,000円〜50,000円程度で設定されているケースが多いです。
費用について「高い」と感じる方もいるかもしれませんが、契約に関しては、契約者の価値判断となるため、価値があると感じれば、契約すれば良いと思います。
いずれにしても、最低限の契約期間にして、費用対効果を確かめてから、長期契約を結んだほうが良いでしょう。
MEO対策についてのリアルな声をリサーチしていたところ、ヤフー知恵袋に下記のような質問を投稿している方がいました。
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この質問の中で、「必ず表示をあげてくれるそうです」と記載されていますが、検索エンジン対策(MEO対策、SEO対策)では、「必ず」という言葉はあり得ませんので、こういった営業トークを持ち出す業者は要注意です。
なぜなら、上位表示させているのはあくまでGoogleですから、「表示させる順番」という答えを出しているのも、もちろんGoogle。その「答え」が「外部」にあるということは、普通に考えて、あり得ない話です。
MEO対策を自分で行う具体的な方法
この記事では、自分でMEO対策を行う方法についての概要をお話していきます。
はじめに
まず、MEO対策のベースとなるものがGoogleマイビジネスというものです。
Googleマイビジネスについては、公式サイトに掲載されている説明文を引用したものを掲載いたします。
Google マイビジネスは、Google 検索や Google マップなど Google のサービスにビジネスやお店などの情報を表示し、管理するための無料のツールです。
Googleマイビジネス
その他の疑問・質問については、Googleマイビジネス「よくある質問ページ」が参考になります。
MEO対策の流れ
①Googleマイビジネスに登録する
②Googleマイビジネスに情報を登録する
③運用する
①Googleマイビジネスに登録する
手順1
まずは、Googleマイビジネスに登録するために、Googleアカウントを作成します。
Googleアカウントの作成はこちら(Google公式サイトにリンク)
すでにアカウントをお持ちの方は新規アカウント作成の必要はありませんので、手順2へお進みください。
手順2
Googleマイビジネスのページより、「今すぐ開始」をクリックし、必要な項目を入力してください。
登録が完了すると、オーナー確認用の「確認コード」が記載されたハガキが後日届きますので、Googleマイビジネスに再度アクセスし、ログイン後、ハガキに記載されている確認コードを入力してください。
確認が完了すると、登録した情報が表示されるようになります。
②Googleマイビジネスに情報を入れる
Googleマイビジネスに登録した後は、基本情報に加え、アピール材料となる細かな情報を登録していきましょう。
下記はGoogleマイビジネス内のメニュー項目ですが、様々な情報を登録させることができることがお分かりいただけると思います。
私が利用者の立場になって考えてみると、掲載されている情報は多ければ多いほど良いと感じます。
飲食店であれば、美味しそうに写っている写真やメニュー表、病院や美容室などであれば、クチコミもチェックしますが、外観や内装もすごく気になります。
③運用する
Googleマイビジネス内の情報を充実させたら、実際に効果を実感しながら、運用フェーズに入ります。
定期的に順位をチェックし、できる限りの対策を行いましょう。
Googleの公式ページ(マイビジネス ヘルプページ)では、Google のローカル検索結果の掲載順位を改善するというページがあり、有益なコンテンツが掲載されています。
要約すると
- 詳細なデータを入力する
- ビジネスのオーナー確認を行う
- 営業時間の情報を正確に保つ
- クチコミを管理、返信する
- 写真を追加する
となり、1と2はさきほど解説した、「Googleマイビジネスに情報を入れる」に該当する内容で、3〜5の項目を定期的にアップデートしていくことが運用の基本作業となるでしょう。
特に、4のクチコミに対する返信は、ユーザーとコミュニケーションが取れる貴重な場でもありますし、ユーザーのリアルな声を聞けるだけでも店舗経営者としてはめちゃくちゃ有益です。
ランキングが決定する仕組み
オーナーとして気になるのは、やはりランキングでしょう。このランキングの決定の仕組みについても、Google公式ページに記載されていますので、そちらを確認するのが確実です。
ローカル検索結果では、主に関連性、距離、知名度などの要素を組み合わせて最適な検索結果が表示されます。たとえば、遠い場所にあるビジネスでも、Google のアルゴリズムに基づいて、近くのビジネスより検索内容に合致していると判断された場合は、上位に表示される場合があります。
Googleマイビジネス ヘルプ
更に要約すると
- 関連性
- 距離
- 知名度
と、3つのポイントがあるようです。
順位を確認するツールってあるの?
無料、有料ともにいくつかチェックツールがありますが、私的には、Google広告内でGoogleが無料で提供しているツールを使うのがおすすめです。
順位確認の流れ
①Google広告にログインし「広告プレビューと診断」をクリック
②すると下記のような感じで上位3店舗を確認することができます。