本日は私たちによくあるご依頼のひとつ「WordPressを用いた検索機能開発」について、お見積もり(開発費)の観点から記事を作成していきます。
お見積もり(開発費)について
お見積もり(開発費)に関しては、どこから私どもが携わるかで異なります。
大まかに分けると
① UX(ユーザーエクスペリエンス)設計
② UI(ユーザーインターフェイス)設計
③ UIデザイン
④ HTMLコーディング(フロントエンド)
⑤ WordPressを用いた検索機能の開発(バックエンド)
⑥ その他
となります。
① UX(ユーザーエクスペリエンス)設計
まずはじめに、ユーザーが最終的に求めている「情報」を検索するために、どのような検索軸を用いて検索を行うのか?などを確認する必要があります。
例えばセレクト系ファッションサイトで、ユーザーが「黒のスニーカー(26cm)」(ブランド指定なし)で探しているとします。
こういった際にこのユーザーはどのような検索軸で検索するでしょうか?
- フリーワードで検索する(黒 スニーカー 26cm)
- タグやカテゴリーから辿って検索する(色やブランド、サイズ、用途)
- よくある検索ワードから辿って検索する
STEP1 フリーワードだけ入力して検索してみるが、目的の情報に辿り着かない
STEP2 そこで複合的に検索要素を掛け合わせて、絞り込み検索を行なってみる
このような流れ、あなたも日常的に行なっているのではないでしょうか?
まずはこういったことを確認しながら、サイトにおける検索の配置場所や、検索に必要な要素を設計していきます。
また、ユーザーに検索機能を使っていただくにあたり
- ストレスなく使いやすい
- 目的の情報に、すぐたどり着くことができた
- スムーズに問題が解決した
などといった体験をしていただくための設計も行っていきます。
② UI(ユーザーインターフェイス)設計
UIの設計は検索機能を開発するにあたり、非常に重要な部分となり肝とも言えます。
その理由としては、最終的にバックエンドエンジニアがWordPressを用いて検索機能を実装するにあたって、フロントのUIがどのようになっているかで決まるからです。
すなわちUI設計=検索機能の仕様と、言い換えることもできます。
③ UIデザイン
設計したデザインを内製するのか外注するのかで、当たり前ですが料金が変わります。また、②で説明したUI設計が明確化されている必要があります。
④ HTMLコーディング(フロントエンド)
この工程はエンドクライアントの場合、ほぼ私たちが担う部分となりますが、制作会社様であってもHTMLコーディングを外注するのであればその分の料金はお見積もり対象となります。
⑤ WordPressを用いた検索機能の開発(バックエンド)
仕様、UIを明確化していただき検索機能を開発させていただきます。機能開発の部分だけをご依頼いただくことも可能です。
⑥ その他
ちょっとした仕様の違いで、料金が変わることがあります。
例えば、https://jpn.faq.panasonic.com/app/answers/list/p/1770,1771?_ga=2.147108467.555170951.1647416639-1507689431.1646445171 はパナソニックのサポート(よくある質問)の検索画面ですが、カテゴリーを選んだ瞬間とフリーワードを入力してEnterキーを押した瞬間に「検索結果」が書き換わるような仕様となっています。
この瞬時に検索結果が書き換わる仕様を実装するには、Ajaxを用いて検索結果を書き換える必要があるため、その工数分がお見積もりに上乗せされます。
UXを向上させるには、それなりのコスト(工数)が、かかることも予め理解しておいてください。
さいごに
以上が検索機能の開発にかかる料金の説明となります。
検索機能は管理者が考えているより奥が深いことが多いです。なぜなら仕様やUI、要素(タグやカテゴリー設計など)によって、ユーザーが望む検索結果が表示されないといった、非常に使いにくい検索機能になりかねないからです。
私どもでは、WordPressを用いた検索機能開発において
- 不動産会社様の物件検索
- メーカー様の商品検索
- 企業様の製品検索
- IT系企業様のFAQ検索
- アフィリエイトサイトの情報検索
など、あらゆる業種の検索機能を開発及び納品してまいりました。
また、UI及びUXの改善、サイトの高速化の改善も行なっております。(情報量が数百万にも及び、サイトが重すぎるという課題に対して、ロジックから全てを設計し直し、サイトを高速化させた実績もございます。)
もし絞り込み検索などの検索機能をご検討中でしたら、私どもにお気軽にご相談ください。