工務店のWeb集客5選!失敗しないコツも解説

工務店 web集客

地方で工務店を経営してるですが、年々チラシやポスティングなどの反応が悪くなり、悩んでいます。

今後はWebからの集客に力を入れたいと思っているのですが、今の時代、どうやってWeb集客すればいいのでしょうか?

こんな疑問にお答えしていきます!

この記事を書く人と信憑性

浅賀理生

自社のサービスに関して、Webを使い集客。

ホームページを軸とし様々な要素を掛け合わせつつ、PDCAを回し、累計3,000件以上の問い合わせ&見積り依頼を獲得した実績があります。

私たちのサービスであるWeb制作、Webシステム開発といった見積もり商売は、工務店様と似ている部分が多いですので、本記事はWeb集客に悩む工務店様の参考になるかと思います!

それでは解説していきます!

工務店のWeb集客法5選

はじめに

まずは工務店に有効なWeb集客を5つ紹介していきますが、どの集客法に関しても共通して重要となるものが受け皿となるホームページです。

これから紹介する5つのWeb集客は、このホームページを軸とした上での集客方法となりますので、予め理解しておいてください!

今回、お話しする集客の受け皿として重要な役割を果たすホームページについて、失敗しないホームページ制作ためのノウハウを下記の記事では書いていますので、本記事と併せて、参考にしてみてください。

①リスティング広告

リスティング広告イメージ

リスティング広告とはGoogleやYahooが提供している、検索エンジンと連動した広告です。

↓下記は「工務店 埼玉」で検索した検索結果ですが、上位はリスティング広告で埋まっていることがお分かりいただけると思います。

このリスティング広告を、はじめに紹介したのには理由があります。

その理由とは、この後に紹介していくSEO対策では、競合が強ければ上位表示させることが難しいですし、対策をしたとしても基本的には時間がかかるものです。

しかしリスティング広告というのは、「お金を払えば上位表示させられる」ため、即効性があり、初速が早いのが特徴です。

しかし工務店が広告を出すとなると、「1クリックあたりの広告単価が高い可能性がある」というデメリットもあります。(しっかりキーワードを探して行けば、まだ穴はあるかもしれませんが・・)

リスティング広告で成果を上げるためのワンポイント

リスティング広告で、Web集客における工務店のゴール(資料請求や来場予約など)=成果を上げるためには、受け皿となるホームページ・もしくはランディングページがしっかりと作り込まれていることが前提となります。

あさか

販売価格が大きい、住宅系のキーワードなどは1クリックあたりの単価が高いため、その大切な1クリックをどうゴールまでつなげるかの導線設計、そして見込客の心を動かすようなコンテンツ作成が極めて重要となります。

 

1クリックあたりの広告費が知りたい方は、Googleが無料で提供するキーワードプランナーなどを使えばすぐに調べることができます。

②SEO対策

SEO対策イメージ

SEO対策とは狙ったキーワードで検索エンジンの検索結果の上位表示を狙う集客方法で、昔からあるWeb集客法ですが、現在でも有効なのは間違いありません。

SEO対策は検索結果の上位表示を狙うものですが、自分でSEO対策することができれば、リスティング広告と違い、コストがかかりません。

しかしほとんどの工務店様(社長さん、スタッフ)はSEO対策の知識がないと思いますので、その場合、SEO業者などに依頼することになります。

しかしSEO業者の中には、悪質な業者もいるため、注意が必要です。(何十万円という金額を支払ったのに全く上位に表示されないなど)

その他にもSEO対策には下記のようなデメリットがあります。

  1. 対策してもすぐに成果が出るものではない(時間がかかる)
  2. 対策しても上位表示されるとは限らない
  3. SEO業者に依頼する場合、料金が発生する
重要

SEO対策では、「絶対」とか「保証」とか言う言葉は当てはまりません

「絶対に上位表示させられる」「上位表示を保証します」などといった言葉です。

 

これは、そもそもGoogleの検索結果というものは、検索ユーザーの「ニーズが高いもの」から上位表示されているのであって、サイト運営者の強欲な思いが検索結果を決めているわけではありません。

 

要は相対的に評価された結果であって、言うなれば民主主義のようなものなのです。

SEO対策で成果を出すコツは「本質」を理解すること!

SEO対策で成果を出すためには「本質」を理解した上で、「対策」する必要があります。

その「本質」とは、工務店のあなたが、売りたい商品から逆算し、設定した見込客

その見込客=検索ユーザーが、どんな検索キーワードで、どんな情報を調べているのか?

この検索ユーザーの検索意図を的確に捉えて、見込客を救う気持ちで情報(コンテンツ)を作っていくことが極めて重要となります。

あさか

私どものはこの「本質」を的確に捉え、SEO対策(検索エンジン)にて、月間50件以上の新規見込客を集客しています。

 

自分が言いたいことをいうのはやめ、相手(見込客)が、知りたいことを書くようにしましょう!

競合を避け、見込客の心を動かすブログ戦略

SEO対策と聞くと、「ホームページ自体を検索上位に持ってくる」というイメージが強いと思いますが、ブログ(オウンドメディアなどとも呼びます)を戦略的に運用していくことで、競合を避けつつ、見込客の心を動かす戦略を取ることも可能です。

ここでもやはり自分が言いたいことを書くのではなく、相手が知りたいことを書くことが重要で、予め検索キーワードをリサーチした上で、検索ユーザーの検索意図を汲み取り、記事を作成していかなければなりません。

非常に効果的なブログ・オウンドメディアですが、デメリットとしては、記事を書く時間を確保しなければいけないということです。

③Googleマイビジネス(MEO対策)

GoogleマイビジネスとはGoogle検索やGoogleマップなどGoogleのサービスに会社などの情報を表示させることができる無料のサービスです。

MEO対策のMEOとは「マップエンジン最適化」のことを言い、英語表記での Map Engine Optimization の頭文字を取った言葉です。

「工務店 埼玉」というキーワードで検索してみると下記のような検索結果が表示されますが、ピンクの枠で囲った部分が対策を行っている工務店です。

特に地方の工務店であれば、ターゲットとする主な見込客は県内、もしくは隣接する県だと思いますので、Googleマイビジネスへの登録(MEO対策)は必須です。

④SNS

snsイメージ

現状のSNSを大きく分けると

  1. Facebook(フェイスブック)
  2. Twitter(ツイッター)
  3. Instagram(インスタグラム)
  4. TikTok(ティックトック)

が有名どころです。

そして、自分に合ったSNSを選び、運用していくことでWeb集客につなげていきます。

それぞれをざっくり解説していくと

①Facebook(フェイスブック)

一時期に比べるとパワーダウンしている感じもありますが、意外とまだまだ健在なのがFacebookです。

私もアカウントは持っており、更新はしていないですが、1日に一回は必ずアクセスしていますし、友人の投稿は目に留めています。

また、ビジネス系のメッセージはFacebook経由で来ることが多く、これは多くの人に当てはまることだと思ってまして、私のように更新はしていないけれど、アクセスはする、またメッセージ機能として使っているという人も多いようです。

Web集客での使い方としては、すでに友人である方に見ていただく(シェアしてもらえる可能性も高い)、Facebookページを作りフォローしていただくなどが良いでしょう。

②Twitter(ツイッター)

Web集客としてTwitterを使うには、日々の発信が前提となります。日々、有益な情報を発信しつつ、フォローワーさんとコミュニケーションを取りながら、自分をブランディングしていくのが良いでしょう。

アカウントを個人ではなく会社にする人もいますが、今の時代「個人」を前面に押し出していく方が効果的です。要は「誰から買う」という発想です。

Twitterでは文字だけではなく写真も投稿できるので文字と組み合わせて、伝わりやすい投稿を心がけるようにしましょう。

あさか

Twitterの魅力はなんと言っても「拡散力」です。

 

有名な人に拡散(リツイート)などをしてもらうことができれば、あなたの存在、あなたの商品の存在をより多くの人に知ってもらうことが可能です。

③Instagram(インスタグラム)

私たちのようなWeb制作会社と、工務店は、同じ見積もり商売であるため、似ている部分があると、冒頭で書きましたが、工務店はWeb制作会社には出せない「ビジュアルで魅せられる」という優位性があります。

個人的に、この優位性は、絶対にアピール材料として使ったほうが良いと思っており、そのアピールする場所として、インスタグラムは最適な場所と言えます。

デザイン性を売りにしている工務店であれば、綺麗な写真と共に、有益な情報をテキストと組みわせることで、フォロワー増加につながります。

④TikTok(ティックトック)

TikTokと聞くと「若者が踊っている」イメージを思い浮かべる人が多いと思いますが、最近では、ビジネスでの活用も広がりを見せています。

TikTok発祥の中国では、老若男女問わずTikTok(中国版では抖音(douyin)という)を使っていて、地方の農家のおばあちゃんがTikTokを使い、野菜を売っているなどの話も聞くくらいです。

SNSの注意点

様々なSNSが登場し、そのSNSをWeb集客に活用しようとする人も増えてきていますが、正直全てを運用するのはめちゃくちゃ大変です。

私自身も日々、マメに発信することがなかなかできない性格でして、Twitter運用では悩みに悩んで辛い思いをした経験があります。

ですので、SNSをWeb集客に活用したいのであれば、「自分が好きで続けられそうなもの」を選ぶことが成功のコツとなるでしょう。

⑤YouTube

YouTubeでのWeb集客で誤解しがちな点として、とにかくチャンネル登録者数を増やすことに注力するユーチューバー的なやり方だけではないということ(むしろ今からそこを目指しても難易度が高すぎる)

コツはホームページやアナログメディア(チラシ、DM、ポスティング等)と掛け合わせて、相乗効果を狙う戦略が良いです。

例えば検索でホームページに来てくれた見込客に、動画を見ていただく。
チラシ等の紙媒体にQRコードを載せておきスマホから動画に誘導させるなどです。

見込客の教育を目的とした動画を何本かに分け、ステップ式にし、メルマガやLINEで自動配信設定しておき、例えば「失敗しない夢のマイホーム7日間講座」などを企画するのも良いでしょう。

動画で毎日あなたの顔、声を聞いているうちに信頼を寄せていただくことが可能となり、かつ講座を見終わった後は、顧客の教育が終わっているというメリットだらけの状態を作ることができます。

あさか

YouTubeをWeb集客に使おうと、動画をアップし続けたとしても、はじめは知り合いくらいしか視聴してくれず、あまりの再生回数の少なさに絶望し、やめてしまう人が多いのですが、実はYouTubeの利用価値は再生回数を稼ぐだけではありません

 

先ほど解説した通り、他のメディアと掛け合わせ、そこから動画に誘導し、確度の高い見込客だけに動画を視聴していただくことで、あなたへの信頼が深まり、かつ動画を活用できていない工務店と差別化を図ることも可能です。

失敗しないWeb集客のコツ

冒頭でも書きましたが、Web集客で失敗しないためには、受け皿となるホームページをしっかりと作り込んでおく必要があります。

その理由として、しっかりとしたホームページを用意しておくことは、間接的に集客した際の受け皿として使えるからです。

間接的とは下記のような媒体を通ってホームページに訪問することを指します。

  • ブログ→ホームページ(もしくはランディングページ)
  • SNS→ホームページ(もしくはランディングページ)
  • YouTube→ホームページ(もしくはランディングページ)
  • チラシ→ホームページ(もしくはランディングページ)

集客というのは、自分に合ったものや、より効果の高いものを選びますし、集客経路というのは一つではありません。

様々な集客方法がありますが、その受け皿となるのはやはりホームページとなるのです。

このホームページ(もしくはランディングページ)で最終的に資料請求や来場予約をしてもらい、そして後日、そのリストに対し、営業をかけていく。

そのような導線設計を行うことが失敗しないコツです。

ランディングページとは

ランディングページのlandingとは着陸と言う意味で、分かりやすく言うと見込客を着陸させるページです。

下記の記事は、誰でも一定の効果を上げることができる「型」を使ったランディングページの作り方について解説していますので参考にしてみてください。

さいごに

工務店のWeb集客に関して、ベースとなる5つの方法について解説してきましたが、経営する立場になって考えた時には、やはり費用対効果が一番高いWeb集客を選びたいもの

それには、自分が好きで続けられるとか、自分のスキルを生かせるとか、そういった観点でまずは一つに絞り込むと成果を出せると思います。

特にSNSは運用が難しく、嫌がる社員に強制して毎日投稿させても何の意味もありません

自分たちでできるとことは自分たちで行い、プロの手を借りたいのであればWeb集客に強い人や会社を探し、アウトソースすると良いと思います。

Web集客でお悩みであれば、自社の集客を全てWebで行っている私たちのWeb集客支援サービスも検討してみてください。

この記事を書いた人

浅賀理生(あさかまさお)

株式会社インスパイアデザイン代表。釣りとコーヒーをこよなく愛する家族LOVEな二児のパパ。WordPressを用いたWeb制作&開発のご相談はお気軽にどうぞ