

現在、WordPressで構築されたCMSサイトの改修を検討しているのですが、改修にかかる費用ってどれくらいなのでしょうか?

今回は私たちがいままでWordPressで改修してきたCMSサイトを参考に、ざっくりですが解説していきます。
ボリュームや内容により異なる改修の費用
当たり前の話で恐縮なのですが、WordPressの改修費用については、既存サイトがどの程度のボリュームで、どのように改修されたいかにより、かかる費用は全然違ってきます。
よくある改修の例
- 既存サイトがモバイル対応していないので、レスポンシブデザインにて改修したい。その際に、静的ページで作られているページの一部を自社で更新できるようWordPressでCMS化して欲しい
- 既存サイトについてもWordPressでCMS化されているが、検索機能などを強化
改修というだけあって、単純に移行だけ行いたいといったお客様はおらず、何らかの要望を実現させるために改修を行いたいわけですので、その要望がお見積りに反映されるといったイメージとなります。
どこから依頼するのかでも費用は変わってくる

代理店や制作会社、Web系フリーランスの方であれば、すでにクライアントとの交渉が進み、使用などを確定している状態であり、かつデザインなども支給していただけることがほとんどですので、その分の費用はかかりません。
企業のWeb担当者様からのご依頼の場合、最低でもWebデザインのフェーズから依頼することがほとんどですので、枝分かれ箇所としては「仕様が明確化されているか」の部分になります。
特に大規模なシステム開発で仕様が明確化されていない場合、契約形態も請負契約ではなく、準委任契約といったご契約を行い、開発を進めていく場合などもあります。(アジャイル開発などと言い、開発を行いながら仕様を固めていくようなイメージです)
改修費用の事例
前提を解説してきましたが、ここからはいままで弊社が請け負ってきた案件やお見積りについての事例を挙げて、よりイメージしやすくしていきます。
あくまで弊社がお見積りした際の費用感となりますので、ご了承ください。
改修費用の事例②
業種 | 買取業 |
見積もり概要 | UI/UX設計 メインページ7ページ 下層ページコンテンツ移行50ページ Webデザイン(レスポンシブデザイン) コーディング CMS構築 |
費用感 | 70万円〜120万円 |
改修費用の事例①
業種 | ソフトウェア業 |
見積もり概要 | Webデザイン(レスポンシブデザイン) メインページ5ページ 100ページ程のコンテンツ移行 コーディング CMS構築 |
費用感 | 100万円〜150万円 |
改修費用の事例③
クライアント | 製造業 |
見積もり概要 | Webデザイン(レスポンシブデザイン) コーディング ページコンテンツ移行30ページ程 CMS構築 検索システム 他言語サイト 独自エディタ開発 |
費用感 | 150万円〜200万円 |
改修費用の事例④
クライアント | サービス業 |
見積もり概要 | Webデザイン(レスポンシブデザイン) コーディング ページ1000ページ程(一部コンテンツページ作成) CMS構築 FAQシステム開発 検索システム イベント・スケジュール管理システム |
費用感 | 200万円〜300万円 |
代理店様から依頼された際の費用感
改修費用の事例
クライアント | 代理店様からのご依頼 |
見積もり概要 | デザインは代理店様が支給 コーディング CMS構築 お知らせや事例、FAQなどをカスタム投稿化 |
費用感 | 10万円〜20万円 |
但し、下記のような大規模なシステム開発案件などもあり、改修にかかる費用感はぐっと上がってまいります。
改修費用の事例
クライアント | 代理店様からのご依頼(不動産業) |
見積もり概要 | デザインは代理店様が支給 不動産物件システム開発 物件数20万件程 検索速度改善 会員機能 自動データ収集 ライター専用の独自エディタ |
費用感 | 200万円〜300万円(開発のみ) |
まとめ
WordPressの改修にかかる費用についてまとめると、「どこからどこまでを依頼するのかで費用は変わってくる」に尽きます。
但し、本記事では弊社での費用感となりますので、もっと高い場合もあるでしょうし、逆に低い場合もあるかと思います。
シンプルな改修であれば、WordPressだけでいえばそこまで高くないと思います。
しかし、改修の中の要望として、デザインの改修、モバイル対応、Webマーケ、保守、サポートなども含まれる場合、当たり前ですが、その分の費用が見積もりに加算されていくでしょう。
少し複雑なことをしたいのであれば、最低限「仕様」を明確化することで、費用を抑えることが可能かと思います。