
WordPress保守でお困りではありませんか?
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はじめに
サイトは作って終わりではありません
WordPressは、世界中の企業や個人に利用されている高機能なCMS(コンテンツ管理システム)です。その柔軟性と拡張性の高さから、企業サイト、ブログ、ECサイト、会員サイトまで、幅広いシーンで活用されています。しかし、WordPressサイトは「公開して終わり」ではありません。むしろ、運用開始後の“保守”こそが、Webサイトの価値と信頼性を守るために最も重要な作業の一つなのです。
保守とは、ソフトウェアの更新やバックアップ、セキュリティ対策、パフォーマンス監視など、サイトを健全な状態に保ち続けるために必要な一連の管理業務を指します。本記事では、初心者の方にもわかりやすく、WordPress保守の基本と重要性、今すぐ取り組むべき最低限の対策、さらには自社対応と外部委託の選択について詳しく解説します。
WordPress保守が重要な6つの理由
1. セキュリティ脆弱性の防止
WordPressは世界中で圧倒的なシェアを誇るため、常にハッカーの標的になっています。悪意のある第三者は、古いプラグインや未更新のテーマ、WordPress本体の脆弱性を探し、自動化されたツールで無差別に攻撃を仕掛けています。たとえ小規模なサイトでも、セキュリティ対策を怠れば、被害に遭うリスクはゼロではありません。
2. サイトの表示速度と安定性の確保
古いソフトウェアや互換性のないプラグインを使い続けていると、サイトの動作が遅くなったり、不安定になったりします。WordPressは複数の要素(コア、テーマ、プラグイン)が連携して動作しているため、バージョンの不整合によって思わぬエラーや表示崩れが起きることもあります。
3. 検索順位(SEO)への影響
Googleは、サイトのパフォーマンスやセキュリティもランキング要素として評価しています。表示速度の低下、SSL証明書の期限切れ、マルウェア感染による警告表示があれば、検索順位の低下やインデックス削除のリスクが高まります。
4. データ損失リスクの回避
サーバートラブル、人為的ミス、ハッキング被害などでサイトデータが消失してしまうことがあります。復旧ができなければ、会社の信頼や売上に直結する大きな損失となります。定期的なバックアップと復元体制が重要です。
5. トラブルの複雑化と技術的負債の回避
アップデートを長期間行っていないサイトでは、最新バージョンへの移行が困難になるケースがあります。特にPHPのバージョンが古いと、テーマやプラグインとの互換性が失われ、修正コストも高騰します。
6. 他者への加害行為のリスク
攻撃を受けて乗っ取られたサイトは、他人へのスパム配信やDDoS攻撃の踏み台にされる可能性があります。被害者でありながら、加害者になるリスクもあるのです。
今すぐ始めたい!最低限の保守対策3選
1. WordPress・テーマ・プラグインの定期アップデート
すべての更新は、セキュリティやバグ修正、機能追加などの目的で配布されます。特にセキュリティアップデートは迅速な対応が求められます。本番サイトへ反映する前に、テスト環境での動作確認も重要です。
WordPressのアップデートでは「本体」のアップデート、そして「プラグイン」のアップデートがあります。
また「本体」については、「メジャーアップデート」と「マイナーアップデート」と2種類に分かれ、
「メジャーアップデート=大きなアップデート(5.9→6.0など)」
「マイナーアップデート=小さなアップデート(5.8.3→5.8.4など)」
と覚えていただけると良いかと思います。
バージョンアップについては、リスクや必要性について下記の記事で詳しく解説しておりますので、気になる方はご覧ください。
2. 自動化されたバックアップ体制の構築
ファイルとデータベースの両方を対象に、定期的にバックアップを取得し、サーバーとは異なる安全な場所に保管します。復旧可能かどうかのテストも必須です。
定期的なバックアップは、サイトを守る上で不可欠な対策の一つです。
詳しい手動バックアップの方法については、こちらの記事をご覧ください。
3. セキュリティ強化の基本設定
ログイン試行の制限、セキュリティプラグインの導入、管理画面のIP制限など、基本的な対策だけでも被害リスクを大幅に下げることが可能です。
初心者の方でも簡単に実施できるセキュリティ対策は多数あります。
【2024年最新】WordPressのセキュリティ対策6選 では、実践しやすい方法をまとめています。
実際の被害事例から学ぶ:保守を怠った代償
- 大学の公式サイトが改ざんされ、外部サイトにリダイレクトされる事件
- 某有名ブロガーのサイトがマルウェア感染で一時閉鎖
- 自動アップデートに失敗し、サイトが真っ白になったまま数日間復旧できなかった企業の事例
これらの事例は、保守を怠ったことによるリスクの現実を物語っています。

自社対応と外部委託:どちらが最適?

比較項目 | 自社対応 | 外部委託 |
---|---|---|
コスト | 表面的には安価だが、時間・労力・リスクあり | 月額費用は発生するが、トータルで効率的 |
対応品質 | 担当者のスキルに依存 | 専門家による高品質な対応が期待できる |
緊急対応 | 担当者不在だと対応が遅れる | 契約内容に応じた迅速対応が可能 |
ノウハウの蓄積 | 担当者の退職・異動で失われる | 保守体制として継続性あり |
社内に専任の技術者がいない場合や、業務に集中したい場合は、専門業者への外注がおすすめです。
保守を外注する際の注意点や判断基準については、
WordPress業務委託の基礎知識 を参考にしてみてください。
安心・確実な保守をご検討中の方へ
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まとめ
WordPressサイトの資産価値を守るために
Webサイトは、名刺やチラシとは異なり、24時間365日稼働する“営業担当”です。そしてその担当が、ウイルスに感染していたり、エラーで働いていなければ、機会損失は計り知れません。
WordPress保守は、単なる作業ではなく、ビジネスの信頼性と成長を支える戦略的投資です。いま一度、自社サイトの運用状況を見直し、必要な対策を講じていきましょう。
早めの行動が、未来の安心につながります。