相談者 Aさん
私はずっとアナログでビジネスをしてきており、Webマーケティングの重要性を感じながらも全くと言って無知で、まず何をどう理解していけば良いかが分かりません。
とりあえずホームページを作り、ネットで集客などを行いたいのですが、事前にどのような知識を身につけておけば良いでしょうか?
この記事を書く人と信憑性
浅賀理生
自社のサービスに関して、ホームページを軸とし検索エンジン(SEOとリスティング広告)からの集客を行い、見込客を獲得。
累計3,000件以上の問い合わせや見積り依頼を獲得した実績があります。
それでは、なるべく分かりやすく解説していきます!
①ホームページやブログにおけるコンテンツ(ページの内容)の重要性を知る
まずはじめに理解しておくべき点として、コンテンツ(ホームページやブログの内容)が挙げられます。
※コンテンツはホームページやブログに限ったものではありませんが、今回は主旨とズレるため、その他のコンテンツに関しては割愛します。
今回、お悩みの方の問題解決という視点でいくと、
- ホームページを作り
- ネットで集客をし
- 目的につなげる(問い合わせ、見積り、商品購入など)
と言った一連の流れだと思うのですが、ここで重要なのがコンテンツ(ホームページやブログの内容)になります。
コンテンツは受け皿として考える
ホームページやブログを作る目的として
- ホームページから直接商品を売りたい
- ホームページから見積り依頼が欲しい
- ホームページを作り会社の信頼度をアップさせたい
- 求人用のホームページやブログを作り良い人材を獲得したい
- 自分を知ってもらうツールとしてブログをしっかり書きたい
など様々ですが、「いかに見込客に刺さるコンテンツを作れるか?」が極めて重要となります。
上記の「ホームページから見積り依頼が欲しい」の例では、ターゲットとなる見込客がいるはずです。
そしてその見込客が、見積り先の会社を探す際、いくつかの会社のホームページを見るかと思いますが、その際、自分の求める情報が掲載されているホームページを選び、お問い合わせフォームから見積り依頼を行うというのが一般的な流れです。
となると、見込客が訪れるページを「受け皿」として考え、徹底的に見込客の知りたいことをコンテンツ(情報)として作る必要性があります。
受け皿にどう見込客を流入させるか?
見込客の意図をしっかり汲み取り、受け皿(コンテンツ)を作り込んだら、次は「どう集客するか?」を考え、行動していきます。
「ホームページを作れば見込客が来てくれる」と、勘違いする方もいますが、ハッキリ言って「ホームページやブログを作っただけでは見込客は来ません!」
これだけはキッパリ言えます。
ですので、作った受け皿(コンテンツ)に、見込客をどう流入させていくかを徹底的に考え、行動していく必要があります。
その方法として挙げられるものとしては、
- 検索エンジン
- SEO(検索エンジン対策)
- リスティング広告(検索エンジン連動型広告)
- SNS(広告含む)
- ツイッター
- インスタグラム
- フェイスブック
- その他ネット広告
- メルマガ広告
- バナー広告
- アナログ
- 対面営業
- 名刺
- 新聞広告
- チラシ
- テレビCM
などなど、集客方法はたくさんありますが、受け皿(コンテンツや仕組み)を作っておくことで、あらゆる媒体から流入させることができますし、Webという特性(※1)を生かし目的達成させることが可能となるのです。
※1 アナログ媒体やアナログ手法と違い、対応や作業を効率化できる
集客に関しては業種業態によっても異なりますし、その人の得意不得意でも変わってきますので、より効果の高い方法を模索していく必要はあります。
②検索エンジンからの集客を知る
作った受け皿(コンテンツや仕組み)に、流入(集客)させると書いていきましたが、今回お悩みの方に沿って「ネット集客」についての基礎を解説していきます。
ネット集客の中でもまず初心者の方に抑えていただきたいものが「検索エンジンからの集客」です。
時代背景から考えれば、SNSやYouTubeにも力を入れていくべきなのですが、
人々が情報を検索することはなくなりませんし、今ではSNSやYouTubeの中で検索する人も増えてきているため、「検索」にフォーカスして基礎を身に付けることは非常に大事なことです。
検索エンジンから受け皿に流す方法は主に2種類
となっています。
ほとんどの方が理解されていると思いますが、例えばあなたが自宅の近くで内科を探している場合、「地域+内科」などと言ったキーワードで検索しますよね?
そうこれが検索エンジンからの集客となります。
上記に挙げたSEOとリスティング広告の2つの例のメリット・デメリット
メリット | デメリット | |
---|---|---|
SEO(検索エンジン対策) | 自分で対策できればお金はかからない | 学習コストがかかる 競合が多いとなかなか上位表示させられない 業者に依頼するとお金がかかる |
リスティング広告(検索エンジン連動型広告) | 即効性がある お金を出せば上位表示させられる | お金がかかる 管理画面に慣れる必要がある 広告の運用が必要になる |
このような感じで、それぞれメリット・デメリットがありますが、どちらにも共通して超重要なことがあります。
それは検索キーワードのリサーチ力です。
③検索キーワードリサーチ力を知る
私は自社のホームページで検索キーワードを選び、コンテンツを作り、適切に対策していき、累計3,000件以上のお問い合わせや見積りをいただいてきました。
SEOもリスティング広告もどちらも行っていますが、両方の施策で重要なのが「適切なキーワード選び」です。
- 目的を達成してくれるキーワード
- 目的達成につながらないキーワード
大別すると上記2つに分けられますが、利益につなげるためには①の「目的を達成してくれるキーワード」を見つける必要があります。
コチラの記事では、キーワードの調べ方、見つけ方についての具体的な手順を解説していますので参考にしてみてください。
検索キーワードのリサーチ力というのは、利益につながるキーワードを探すスキル
④コンテンツ制作スキルの必要性を知る
冒頭ではコンテンツの重要性を解説していきましたが、目的の達成率を上げるためには、コンテンツの制作スキルを上げる必要があります。
例えば、ホームページに見込客が100人、訪問したとします。この時に
5人が問い合わせをしてきた場合、5%の反応率
1人が問い合わせをしてきた場合、1%の反応率
となり、しっかりコンテンツを作り込むか否かで、反応率が5倍も違うのです。
ちなみにこの反応率とは、専門用語でコンバージョン率(CVR)と言います。
先ほど「コンテンツは受け皿」と解説しましたが、こちらも専門用語で言うとランディングページ(略してLP)と呼びます。
ランディングとは着地という意味で、見込客が着地してくるページです。
要はこのランディングページ、またランディングページから見込客を回遊させるその他のページコンテンツの制作スキルが高ければ高いほど、反応率(コンバージョン率)が高いというわけです。
コチラのページではランディングページの作り方について解説していますので参考にしてみてください。
アナログでのセールスが得意な方であれば、そのセールスの組み立て方をページ内で表現させるようなイメージとなります。
媒体は違いますが、テレビショッピングなどの流れなどは一つ参考になる良い例と言えます。
ちなみに全てのページをセールス色の強いものにする必要はありません。
あくまで目的から逆算し、コンテンツを作ることが最適解であり、例えばあなたの信頼度を上げるためのブログ記事なども立派なコンテンツとなりますので、コンテンツの制作スキルが高い方が良いでしょう。
コンテンツ制作スキルの高さは、反応率の高さに比例する
まとめ
いかがでしたか?
今回は、Webマーケティングが苦手な方からの相談を元に、知識として知っておいた方が良いことをまとめていきました。
復習すると
- コンテンツの重要性を知る
- 検索エンジンからの集客を知る
- 検索キーワードリサーチ力の必要性を知る
- コンテンツ制作スキルの必要性を知る
基礎を知ったあとは、応用として、必要なスキルをひとつずつ磨いていき、PDCAを回しつつホームページを運用していけば、必ず成果は上がるでしょう。
Webマーケティング超初心者の方はいっぺんに多くのことを覚えようとせず、ひとつひとつを理解しながら、自分でできること、外注するべきところは外注するなど、計画的にホームページを運用すると良いでしょう。